仮想通貨

仮想通貨を現金化する方法は?おすすめ取引所も解説

仮想通貨の取引をして利益を確定させるためには現金化をしなければなりません。しかし、「仮想通貨の現金化ってどうやるの?」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、仮想通貨の現金化について解説します。

仮想通貨を現金化する方法

仮想通貨を現金化する方法は大きく3つに分けられます。

  • 販売所で換金する
  • 取引所で換金する
  • ビットコインATMで換金する

それぞれ解説します。

1.販売所で換金する

もっとも簡単でポピュラーな方法が販売所で換金する方法です。仮想通貨取引所の中には、

  • 販売所形式
  • 取引所形式

の2つの売買方法があります。このうち「販売所形式」は販売所が提示する価格で仮想通貨を取引する必要があるデメリットはありますが、簡単に現金化ができます。また、「スプレッド」という手数料を支払う必要がありますので利確したと思っていても実はできていなかったという事態になりかねません。

2.取引所で換金する

先ほどの販売所で換金する方法は自分のタイミングで売買することができましたが、取引所で換金する場合は自分のタイミングで売買ができません。取引相手は投資家になりますので買い手が見つかり次第、現金化をすることができる仕組みとなっています。

ただ、「スプレッド」が安く利益を残しやすい方法になりますので、ある程度仮想通貨に慣れてきたら取引所で換金することをおすすめします。

3.ビットコインATMで換金する

まだまだ日本では認知されていませんが、ビットコインATMというものがあります。東京・新宿にしか設置されておらず周辺に住んでいる人しか活用できない現金化の方法になりますが、普通の銀行のようにビットコインを引き出したり購入することができます。

例えば、

  1. 日本円でビットコインを購入
  2. アメリカに行った時にビットコインATMで出金

といったことが可能になります。

コインチェック

仮想通貨を現金化する適切なタイミング

仮想通貨は常に価格が変動しており、現金化のタイミングによっては損をしてしまうことがあります。現金化には適切なタイミングがあることを理解しましょう。

1.価格高騰時

株式投資と同じ考え方になりますが、保有している仮想通貨の価格が高騰した時に現金化しましょう。

投資家の多くは「できるだけ高値で売却したい」と考えますが、そのままズルズル価格が下がってしまうことも少なくありません。若干損をしている気分にはなりますが価格が一気に高騰した時に現金化することで損をすることはありません。

2.後押しニュースが出た時

仮想通貨の価格が上昇するサインは数多く存在しますが、中でもわかりやすいサインが「後押しニュースが出た時」です。

「~~の企業業績が順調です!」「メタバース市場に参入しました!」など仮想通貨市場にとって追い風になるようなニュースが出たら現金化する準備をしましょう。100%価格が上昇するとは限りませんが、高確率で価格が上昇します。

3.事前に決めておく

感情に左右されない現金化方法です。

多くの投資家が損をして市場を撤退する理由が「感情に任せてしまう」ことです。「あとちょっと…!」と感情に身を任せてチャートを追ってしまうが故に最適なタイミングを逃してしまうというのはよくある話ですよね。そうならないためにはロボットのように「この価格になったら売る」と決めておき、その価格に達したら現金化するようにしましょう。たとえそれが損失を出していたとしても同じです。

仮想通貨を現金化する時に知っておくべきこと

仮想通貨を現金化すること自体は非常にシンプルです。ただ、現金化する際に色々な障害が起きる可能性があります。

税金について

仮想通貨を現金化すると税金が発生します。納税すべき金額は現金化した仮想通貨の金額により変動しますので以下の表をご覧ください。

195万円以下5%(控除額:0円)
195~330万円以下10%(控除額:97,500円)
330~695万円以下20%(控除額:42万7,500円)
695~900万円以下23%(控除額:63万6,000円)
900~1,800万円以下33%(控除額:153万6,000円)
1,800~4,000万円以下40%(控除額:279万6,000円)
4,000万円以上45%(控除額:479万6,000円)

仮想通貨を現金化すると「利益が出た」と判断されるため納税の義務が生じます。そのため、現金化した後は納税分の金額を残しておく必要があります。

手数料について

仮想通貨を現金化する際にはいくらかの手数料を支払う必要があります。

  • 入金手数料
  • 売買手数料(スプレッド)
  • 出金手数料

仮想通貨取引所によっては手数料を0円に設定しているところもありますが、3つのうちどれかの手数料はかかるようになっています。そのため利益計算をする際には手数料を合算して算出するようにしましょう。

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仮想通貨を現金化することにはデメリットも

実は仮想通貨を現金化することでデメリットも生じています。どういったデメリットなのかを解説します。

1.さらなる利益が出せない

仮想通貨を現金化した段階で利益が確定しますので、それ以上価格が上昇していても「やっぱり今売りたい!」と売り直すことができません。

これは株式投資でも同じことです。一度、利益を確定したら時間を戻して利益確定ポイントまで遡ることはできませんので、さらなる利益を出すことができません。ただ、損失を生み出すことが少ないというメリットとも取ることができます。

2.仮想通貨が必要になるサービスを利用できない

当然ですが、仮想通貨を現金化すると「日本円」になります。

CoincheckやOpenSeaなど仮想通貨が共通通貨になっているサービスを利用する際に「日本円」を利用することはできません。もう一度、日本円から仮想通貨へ換金する手間が生じます。

3.損をすることがある

仮想通貨は常に価格が変動しています。

購入した当時の価格よりも安くなっている時に現金化をすると損失を生み出してしまいます。ただ、それ以上待っているとさらに価格が下落することも考えられますので最低限の損失で抑える努力が必要です。感情に身を任せて「もうちょっと待ってみよう」となる前にささっと現金化してしまった方がいいでしょう。

仮想通貨の現金化に関するよくある質問

では最後に仮想通貨の現金化に関するよくある質問をご紹介します。

1.おすすめの仮想通貨取引所はどこですか?

大手が運営しており利用者も多い仮想通貨取引所のおすすめTOP3は、

です。

仮想通貨を始めたい方に向けて、始め方について解説しました。

ぜひご活用いただければと思います。

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2.ビットコインATMはどこにありますか?

現在は六本木や渋谷などに設置されています。日本ではまだまだ認知度が低く東京にしか設置されていません。ちなみに、世界中に数万台のビットコインATMがありますので、日本に導入されるのはそう遠くない未来です。

まとめ

今回は仮想通貨の現金化について解説しました。

一番簡単な方法は「販売所で換金する」方法です。利益を残しつつ仮想通貨を現金化することが可能ですが、税金や手数料などを考えなければなりません。また、価格の下落も考慮して現金化をする適切なタイミングを見計らってください。