仮想通貨

ビットコインは上昇?それとも下落?専門家でも意見は真っ二つに

先日の大きな下落からビットコインは価格を戻し上昇しています。

ビットコインは今後このまま上昇していくのか、それともまた下落にシフトするのかについて、詳しく解説していきます。

仮想通貨・ビットコインの暴落理由とは?危ないサインを解説仮想通貨・ビットコインが暴落した理由とは?暴落理由その1:アメリカでインフレが加速、暴落理由その2:FRBが利上げを加速、暴落理由その3:仮想通貨はナスダックに90%相関...

ビットコイン/イーサリアムのチャート

現在ビットコインは19200ドル近辺を推移しています。

先日の大きな下落に伴って、狭いレンジを動いていますが、今のタイミングでは20000-19000ドルで推移が続くのではないかと思います。

本日(9/9)パウエル議長が行ったスピーチでは、今までと外れたような発言は特になかったものの、インフレを抑えていくという意思表示は強く出た会見でした。

イーサリアムの方は、マージを控えているもののそこまで大きな動きは出ていません。

ビットコインと比較すると、イーサの方が強いという状況は続いてはいますが、実際にこのまま上がっていくかというとそういう訳でもなく、マクロ環境が大きく影響しており上昇には至っていません。

素直に今の状況でイーサリアムを買っていきやすいかというと、そういう訳ではなく、不安定な状況は変わらないと思うので、仮想通貨マーケットでは引き続きマクロの環境を前提とした取引が続くと思います。

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ナスダックのチャート

ナスダックのチャートを見てみると、一旦マーケットの中ではパウエル議長が発言しだしてから大きく下がったものの、その後また戻ってきてレンジでの推移となっています。

株式マーケットにおいては、パウエル議長の発言が大きく影響したとは言えない状況です。

金利のマーケットでもあまり影響はなかったものの、9月のFOMCにおいては大きな影響がありました。

これらの状況を踏まえて注目のニュースを見ていきましょう。

ニュース①パウエル議長は利上げペースを加速させる

引き続きパウエル議長は、インフレを退治することに対して強く行動していくと記事のタイトルになっています。

新しい話はなかったものの、インフレを長く維持させることは、国民のマインドセットに強く影響してしまうと言っているのです。

国民が「インフレは長期化するんだ」となれば、それが行動に現れ、よりインフレを長期化させてしまうということです。

パウエル議長はこういった事態を懸念し、より早くインフレを収めるように取り組んでいくと表明しています。

金利を抑えることができるようになるまでは、金利をまだまだ上げていって、インフレを抑えていくとしています。

9月のFOMCの利上げの折り込み具合は、75ベースポイントの折り込み具合が86%済んでいるという状況になっています。

前日よりも10%くらい織り込み具合が高まりました。

CPIは迎えていないものの、75ベースポイントを目指していく利上げが展開されていっています。

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ニュース②シカゴのエヴァンス総裁は急激な景気後退を懸念している

シカゴのエヴァンス総裁が2023年については4%まで金利を上げていきたいと言っています。

今回の9月FOMCの位置づけとしては、50ベースでも75ベースでも良いが、あまりにも早い段階で金利を上げていきたくないと言っています。

すなわち、急激な経済の減速を助長することはしたくないということが垣間見えます。

また、目先のCPIが予想よりも緩やかになったとしても、ターゲットの金利水準までは上げていくと言っています。

上げていくスピード感が人によって若干ずれているということが今回分かったことです。

ただ、パウエル議長は早い段階で金利を上げていきたいというスタイルをとっています。

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ニュース③ビットコインの今後はオンチェーンとマクロの分析で意見が二極化

クジラの動きが注目されています。

クジラが自分たちのビットコインを現物として保管しているんですが、先物のアカウントに移して取引できるように証拠金として残しているという動きがみられます。

過去のデータを見ると、ボトムのタイミングでこういった動きがみられており、そろそろボトムが来るのではないかと言っています。

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ビットコインは10,000ドルまで下落!?

一方でもう一つのニュースを見てみると、2018年のクラッシュを当てた人が発言した内容では、10,000ドル付近まで下落すると言っています。

この方はマクロの観点で語っており、FOMCやアメリカの金融政策に限らず、ヨーロッパをはじめとした世界の景気後退や物価上昇のリスクを大きく見ています。

オンチェーンのデータでは、かなり強いデータが出ているが、マクロの観点では買える状況ではないです。

最近では、株と仮想通貨が80-90%相関しています。

株のリスクが高い状況では、仮想通貨もなかなか厳しい状況になると本記事では言っています。

株式が底打ちすればビットコインに大きく資金流入か

Bloombergのアナリストは、この夏から冬にかけて、S&P500や株式マーケットが底打ちをしたとなった場合、真っ先にビットコインのほうに資金が入って大きく上昇していくのではないかと言われています。

これは、可能性はあるのではないかと思う一方で、FOMCの金利上昇の終わりが見えないとビットコインに資産を入れるというのは難しいと思います。

加えて個人投資家だけが入ってきたとしてもそこまで大きなドライブは起こらないと思いますし、リスクテイクが起こらなければ、大きな上昇には繋がらないと思います。

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