NFT

【2023年】最も注目されている国内NFTを紹介!今後の課題は?

NFTは新しい種類のデジタル資産としてトレンドの真っ只中にあり、日本でも暗号資産を含むビジネスプレーヤー、アーティスト、エンターテイナーの間で誇大宣伝は依然として拡大しています。

特に、日本は国際的に成功したポップカルチャー、アニメ、マンガなどが盛んであることを考えると、今後多くの人が、日本がNFT運動を拡大させる可能性を秘めています。

そこで、今回は、特に人気を集めている国内発のNFTを見ていきましょう!

日本のNFT市場の現状

いくつかの項目で現状を見てみましょう。

①NFTマーケットプレイスは依然として途上である

世界に比べ、日本のNFTマーケットプレイスはまだまだ規模は小さく止まっています。

DappRaderの分析

日本では有数の暗号資産交換所Coincheckが2021年3月にリリースしたCoincheck NFTが有名ですが、まだまだ市場規模は小さいです。

現時点で上場されているNFTは日本と海外のブロックチェーンゲームであるCrypto SpellsとThe SandBoxそのほか4つのみです。

②大企業が続々と参入している

日本のNFT市場も最近では大手企業の存在が目立ちます。

そして、2021年4月には株式会社メルカリやLINEも参入し、GMOインターネットなども後を追うように続々と参入しました。

このような大手の参入によりNFTが大きく普及する兆しを見せています。

③NFTに関する法規制が定まっていない

NFTに関する明確な法的な規制はありません。

仮に規制がつくとすれば、個々のNFTに関して資金決済法上の暗号資産、前払式支払手段、同法及び銀行法上の為替取引、有価証券などの

そして、さまざまなカテゴリーのいくつかの著名なNFTが日本でも誕生し始めています。

今最も注目されている国内発NFTをジャンル別に紹介

さて、今回の本題ですが、ジャンル別に注目の国内NFTをご紹介したいと思います。

1.ゲーム

日本の主なNFTを活用したゲームとしては、My Crypto HeroesやCrypto Spells、等がリリースされています。

My Crypto Heroes

マイクリプトヒーローズは歴史上のヒーローNFT(デジタルアイテム)を使用してマイクリワールドの制覇を目指すゲームです。

ブロックチェーンゲームとして世界No.1のユーザー数、取引量数 を記録しています

プレイヤーは、ノードを立てるためにクエストに出かけ、プレイヤー対戦を通じて、NFTアイテムや名誉を得ることができます。

そしてこれらのアイテムは、NFTマーケットプレイスで販売することもでき、利益を得ることが可能です。

Crypto Spells(クリプトスペル)

CryotoSpellsは、「デジタルトレーディング」カードゲームです。OpenSeaなどのサードパーティサービスを使用すると、ゲーム内で所有しているものを外部で自由に取引できます。

ユーザー同士で自由にトレードができる、デジタル”トレーディング”カードゲームであり、あなたが所有するカードはゲーム内外のマーケットを通して自由に取引することができます。

さらに興味深いのが、NFTコンバーターを通すと、「MyCryptoHeroes(マイクリ)」と合計6種類の資産が選べ、複数のブロックチェーンゲーム(Dappsゲーム)とコラボを行なっていく予定です。

これにより、ゲーム内のアイテムが、別のゲームで使えます。

PolkaFantasy(ポルカファンタジー)

Polkafantasy は、PolkaFantasy(ポルカファンタジー)は、日本の2次元カルチャーに特化した世界初のNFTマーケットプレイス&ブロックチェーンゲームです。

NFTマーケットプレイス、NFT GameFi(ゲーム×DeFi)、Play-to-Earn(プレイで稼ぐ)の仕組みを完全に導入し、独自のエコシステムを搭載したゲーム内とリアルワールドの金融をつなぐプラットフォームです。

PolkaFantasyでは、NFTを作成、閲覧、または共有でき、 Ethereum、Polkadot、そして今後対応するチェーン上での、 NFTを使った取引が簡単に可能です。

2.デジタルアート

NFTはアートの分野で最も盛んと言っても過言ではありません。

2021年2月、Beepleというアーティストのデジタルアート作品「The First 5000 Days」が、約75億円で落札されました。

日本の主なNFTアートとしては、nanakusaやNFT Studio、TOKEN LINKなどがあります。

nanakusa(ナナクサ)

2021年3月に日本のスマートアプリがリリースしたNFTマーケットプレイスであるnanakusaでは、アーティストによるデジタルアートの販売及び購入が可能です。

Ethereum及びPolygonが利用されており、二次流通の際には、ロイヤリティ報酬があります。

NFT Studio(NFTスタジオ)

2021年3月、CryptoGames株式会社が、イラスト作品をクリプトアートとしてイーサムリアム及びPolygonを利用して発行できるNFT Studioをリリースしています。

このサービスでも二次流通売買が行われた際にはロイヤリティが制作者に支払われる仕組みが取られています。

TOKEN LINK(トークンリンク)

2021年1月には、株式会社プラチナエッグが、ゲームアイテム等に関するNFT マーケットであるTOKEN LINKをリリースしています。

同年4月には、IOSTベースで作成したクリプトアートのオークション機能なども実装されています。

3.スポーツ

スポーツの分野では、ゲームやトレーディングなど様々なNFTが発行されています。以下いくつかご紹介します。

Jリーグ(OneSports)

株式会社ワンスポーツは、Jリーグと契約して、ブロックチェーンベースのゲームを開発しています。

本作は、 2021明治安田生命J1リーグおよびJ2リーグ所属の 全42クラブ800名以上の選手が実名実写 で登場し、 ユーザーはクラブのオーナー兼監督となり、 自分自身のクラブを作り上げリーグの頂点を目指すシミュレーションゲームです。 多数のオンラインゲーム同様に基本無料ですぐにプレイすることが可能です。 

Rizin(ライジン)

有名な格闘技団体であるRizinは2021年末にNFTマーケットプレイスRIZIN FIGHTING COLLECTIONをリリースしました。

セールスポイントとして、限定のコンテンツを提供とデジタルデータだけではな

K1グランプリ

最後にK1グランプリです。

国内有数のNFTマーケットプレイスであるAdam byGMOにて、8月に提供開始をしており、K-1コンテンツの提供を計画しています。

4.コレクターズアイテム

スクウェア・エニックス

スクウェア・エニックス(スクエニ)が今年の10月14日、同社初となるNFTデジタルシールの販売を開始しNFT市場に参入したことは、驚きでした。

基盤技術にLINEが開発したブロックチェーンを採用しており、デジタルシールはLINEのNFTマーケットプレースで二次流通されます。

NFTデジタルシールとして、『資産性ミリオンアーサー 第一弾「-資産王、君臨-」』を販売しており、キャラクターシールと4コママンガシールの2種類であり、販売したアイテムの合計数は36,000枚で一枚50円程度と割安となっています。

今後の課題は?NFTに関する法的問題

最後に、日本市場の今後の課題について見ていきましょう。

日本の法律に基づくNFTの取り扱いに焦点を当てて、国内のNFTの最近の状況を見てみましょう。

1.NFTの法的地位

現在、日本にはNFTを直接規制する法律はありません。

また、NFTが証券に対応していなくても、支払い手段などの経済的機能を持っている場合は、「暗号資産」または「前払い手段」の定義に該当する可能性があります。

2.NFTの取引に関する法律

NFTアイテムを取引する際は、NFTの所有権を取得するという点を考慮する必要があります。

日本の民法では、所有の対象となる「もの」は有形の対象であるが(第85条)、NFT自体は無形のデジタルデータであるため、所有の対象とはならない。具体的には、NFTを購入しても、その所有権は取得されません。

2015年8月5日の東京地方裁判所の見解では、ブロックチェーン上のトークンであるビットコインは、有形ではないため、所有権の対象ではないことが示されました。

NFTの取得は、トークンによって指定されたデジタルデータの取得者として、書き換え不可能な方法でブロックチェーン上の唯一のNFTの技術的性質の証拠として理解されます。

まとめ:NFTに将来性あり!?

カテゴリー別で見ると日本は、伝統文化の観点から、アートや芸能、などの分野のNFTが多く誕生しています。

アート、ゲーム、スポーツの分野での非代替トークン(NFT)は世界中で急速に人気を博しており、その結果、日本で大きな注目を集め、実際に発展しています。

2021年4月頃から、NFT市場が国内に出現し始め、多くの企業が収集品、スポーツ、ブロックチェーンゲームなどでNFT関連のビジネスに参入することを発表しました。

その結果、日本のNFT事業は今後も成長が見込まれます。今後の動きにも期待しましょう。