近年、お金が稼げると話題のNFTゲームですが、比較的新しい分野のため、NFTゲームの情報が少なく、「よく分からないから怖くて手が出せない」「どのゲームをやればいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
また、NFTゲームを始めるためには仮想通貨の口座開設やサイトに登録など初心者の人がゼロから始めようとするとハードルが高いのも事実です。
本記事では仮想通貨投資歴3年の筆者が、知識ゼロでもNFTゲームを始められるよう、出来るだけ専門用語を使わずに解説します。
また、NFTゲームの始め方はもちろん今話題のオススメNFTゲームも厳選して6つ紹介しているので是非最後までご覧ください。
NFTゲームとは?~ゲームデータの価値が担保されることで稼げる次世代のゲーム~
NFTゲームとは「NFT」という技術とゲームを掛け合わせた、2017年頃に誕生した新しい分野になります。
NFTの技術により今までコピー可能であった、ゲームのキャラクターや装備などのデータにIDを付与することで、唯一無二のものとして証明することができます。
✓NFTとは NFT(Non Fungible Token:非代替性トークン)の略です。 今まで所有の証明が不可能であったデジタルデータにIDを付与することで同じデジタルデータでも0001番、0002番などのナンバリングが可能になり、デジタルデータに唯一無二のものとして証明ができます。 |
それに加え、NFTゲームではアイテムの発行上限が決まっています。運営側でも発行枚数を変えられないため、アイテムの希少性が担保されているのも大きな特徴です。
例えば、世界で10枚しかないアイテムは、今後ずっと世界で10枚という価値を保つことができます。
デジタルデータを唯一無二のものとして証明できること、発行枚数が決まっていることからNFTゲームはお金を稼げる仕組みとなっています。
2023年人気NFTゲームランキングTOP3
NFTゲームはその性質上、ユーザーの数が多く、ゲームが盛り上がるほどゲーム内トークンの価値は上昇するため、長く稼ぐことが可能になります。
ゲームが盛り上がっているかをはかる1つの指標としてTwitterのフォロワー数が挙げられます。
ここで紹介するランキングではTwitterのフォロワー数上位のゲームを紹介していきます。
The Sandbox
ジャンル | サンドボックス型ゲーム |
独自トークン | SAND |
対応デバイス | PC |
リリース日 | 2012年 |
初期投資額 | 無料 |
公式サイト | https://www.sandbox.game/jp/ |
Twitterフォロワー数 | 106万人 |
The Sandboxは仮想世界でユーザーが自由に動き回り、イベントの探索や攻略を行えるように設計されたゲームです。
The Sandboxはゲームをプレイするだけでなく、LAND(ランド)と呼ばれるゲーム内の土地を提供しており、ユーザーはLAND上でプレイできるゲームの作成や、ゲームで使用するアイテムやキャラクターの作成を楽しむことができます。
直近では、有名企業がLANDを保有しオンライン上のイベントやショップの設置を検討しており、LANDの用途が拡大している状況です。
また、LANDの貸し出し、作成したゲームのプレイ、作成したキャラクターの販売など、The Sandboxを利用したマネタイズ方法もさまざまです。
Axie Infinity
ジャンル | 対戦アクションゲーム |
独自トークン | SLP/AXS |
対応デバイス | PC |
リリース日 | 2018年3月 |
初期投資額 | 1,000円~ |
公式サイト | https://axieinfinity.com/ |
Twitterフォロワー数 | 89万人 |
Axie Infinityは、「Axie(アクシー)」というモンスターを集めて戦わせる対戦ゲームです。
ゲームモードは、対コンピュータ戦の「アドベンチャー」と対人戦の「アリーナ」の2つがあります。
バトルで勝利することでゲーム内通貨を獲得することができます。
またAxieは戦わせるだけでなく、「ブリード」といって2体のAxieを使って新しいAxieを生み出すこともできます。
現在、数多くローンチされているNFTゲームの中でも非常に人気が高く、1日のアクティブユーザー数が280万人を超えるなど、大きな盛り上がりを見せているゲームとなっています。
Decentraland
ジャンル | サンドボックス型ゲーム |
独自トークン | MANA |
対応デバイス | PC |
リリース日 | 2017年8月 |
初期投資額 | 無料 |
公式サイト | https://decentraland.org/ |
Twitterフォロワー数 | 63万人 |
Decentralandはメタバース空間内を歩き回り、他のユーザーがデザインした建物の見物や、世界中のユーザーと交流できるサンドボックス型ゲームです。
Decentralandの経済圏では、ゲーム内通貨「MANA」で利用料を支払うことで、音楽フェス会場、カジノなど多種多様な施設で遊ぶことができます。
Decentraland内では土地の転売だけでなく、アイテムを作成して販売したり、土地への入場料を得たりなど様々な経済活動が可能になっています。
Decentralandには今後、企業が参入して、イベントやショップの設置が検討されているため、今後ますますエンターテイメント要素が増えていくと思われます。
ゲームプレイは無料ですので、気になった方は是非試してみてください。
【番外編】日本語対応!国内発NFTゲーム3選
NFTゲームは海外で開発されているものが多いため、言語の壁もあり、始めるにはハードルが高くなっています。
ここで紹介するNFTゲームは日本語対応しているため、初めてNFTゲームをプレイする方にはオススメとなっています。
エルフマスターズ
ジャンル | ファンタジーアドベンチャー |
独自トークン | PLT |
対応デバイス | PC/Android |
リリース日 | 2022年9月 |
初期投資額 | 3万円~ |
公式サイト | https://axieinfinity.com/ |
Twitterフォロワー数 | 2.2万人 |
ELF Masters(エルフマスターズ)は日本初のファンタジーアドベンチャーゲーム型のNFTゲームです。日本企業が運営しているため、安心して遊べて稼ぐことができます。
「ダンジョン」と呼ばれる複数のエリアを探索することで、トークンを獲得することができます。
ダンジョンを探索するにはパーティを組む必要があり、3体のマスターと最⼤3体のエルフを⼊れることができ、1パーティー最大6体で探索をします。
また、今までのNFTゲームはリリース直後は盛り上がりますが、新しいイベントなどが少なく徐々にプレイヤーが減って(需要が減る)ゲームの寿命が終わってしまう傾向にありました。
その点、ELF Masters(エルフマスターズ)は上手く機能しており、2次創作やイラストレーターとのコラボ、キャラクターの公募等ファンコミュニティを活性化させる仕組みが整っており、長く稼げるNFTゲームとして期待されています。
元素騎士オンライン
ジャンル | MMORPG |
独自トークン | ROND/MV |
対応デバイス | PC/iOS/Android |
リリース日 | 2022年11月 |
初期投資額 | 無料 |
公式サイト | https://axieinfinity.com/ |
Twitterフォロワー数 | 10万人 |
元素騎士オンラインは10年以上運営している「エレメンタルナイツオンライン」がNFTの要素を取り入れ、稼げるMMORPGとしてリニューアルしました。
元となった「エレメンタルナイツオンライン」は日本だけでなく中国や台湾でも人気があり、総ダウンロード数は800万を超えています。
元素騎士オンラインの特徴としては、ゲーム内で得た素材を売却して収入を得るのはもちろん、ゲーム内の土地LANDを購入することで、アートや観光、不動産収入など様々な体験を行うことができます。
2022年12月にはコインチェックからLANDが発売されており、今後ますます盛り上がることが予想されます。
元素騎士オンラインの詳細については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方は是非ご覧ください。
クリプトスペルズ
ジャンル | トレーディングカードゲーム |
独自トークン | ETH/MCHC |
対応デバイス | PC/iOS/Android |
リリース日 | 2019年6月 |
初期投資額 | 無料 |
公式サイト | https://cryptospells.jp/ |
Twitterフォロワー数 | 3.4万人 |
クリプトスペルズは30枚のカードでデッキを組み、コンピューターやプレイヤー相手に対戦します。
また、1枚1枚のカードをプレイヤー同士で売買できるだけでなく、自分のオリジナルカードを作ってバトルする新しいトレーディングカードNFTゲームです。
ゲーム開始時は全プレイヤー共通でスターターデッキ(30枚)を与えられるので、お金を使ってカードを買わなくても対戦を始められるのも嬉しいポイントですね。
NFTゲームの始め方~簡単4ステップで解説~
ここではNFTゲームを始めるために必要な手順を4ステップで解説します。
✔NFTゲームの始め方簡単4ステップ
- 国内仮想通貨取引所で口座開設
- 海外仮想通貨取引所で口座開設
- メタマスクアカウントの作成
- 好きなゲームをプレイし、メタマスクに接続
順番に解説していきます。
国内仮想通貨取引所で口座開設
まず初めに、国内仮想通貨取引所で口座開設をする必要があります。
理由は2つあります。
1.ゲーム内で稼いだトークンを日本円に換金するため。
2.NFTゲームに必要なアイテムを購入するため。
NFTゲームではゲーム内で稼いだトークンをそのまま日本円にすることはできません。
日本円に換金するにはゲーム内トークン→海外取引所でXRPなどに変換→国内取引所でXRPなどを売却して日本円出金という流れになります。
✓ゲーム内トークンを他の仮想通貨に変換させるのはなぜ? 国内取引所が取り扱っている仮想通貨に変換しないと日本円に換金することができないためです。 日本は法規制が厳しいこともあり、20〜30種類の仮想通貨しか取り扱っていません。 海外の取引所では数百以上の仮想通貨を取り扱っている場合がほとんどです |
国内暗号資産取引所は数多くありますが、中でもオススメは「コインチェック」になります。
オススメの理由として、初心者でも非常に使いやすいプラットフォームとなっています。
本来なら複雑な値動きのチャートや、取引画面も、極力シンプルにデザインされているため、初心者の方でも迷うことなく扱えます。
手数料などは若干高めですが、仮想通貨初心者が取引に慣れるには最適です。
口座開設は案内に従って5分ほどで出来ますが、それでも不安な方はこちらの記事を参考にしていただければと思います。
海外仮想通貨取引所で口座解説
続いて、ゲームに使う仮想通貨を購入するために国内取引所で購入した仮想通貨を海外取引所へ送金します。
ゲーム内仮想通貨を取り扱う海外取引所は複数ありますが、まだ開設していない場合は世界トップクラスの仮想通貨取引所のBYBIT(バイビット)の利用がおすすめです。
理由として「高い安全性」と「日本語対応」している点です。
BYBITは「ユーザーの使いやすさを犠牲にしてでも安全性を保証したい」と考えており、コールドウォレット、二段階認証、ハッカー潜入検査など、様々なセキュリティ対策が採用されています。
また、BYBITの公式サイトでは多様な言語が選択でき、その中に日本語も含まれています。
日本語表記だけではなく、日本語対応のサポートも配備されているため、英語が苦手な人でも安心して利用することが可能です。
口座開設は案内に従って5分ほどで出来ますが、それでも不安な方はこちらの記事を参考にしていただければと思います。
メタマスクアカウントの作成
メタマスクとは仮想通貨を一元管理できるウェブ上のお財布と考えてもらうと分かりやすいです。
仮想通貨取引所は500近く存在し、それぞれの購入できる仮想通貨は異なります。
それぞれの取引所ごとに仮想通貨を管理するのは大変なため、メタマスクに仮想通貨を送ることで複数の仮想通貨を一元管理することができます。
メタマスクはゲーム内で稼いだトークンの管理やトークンを日本円に換金する際に必須なため、以下の手順からブラウザへのインストールを進めてください。
メタマスクのインストール手順 1.Chromeウェブストアから拡張機能をインストール 2.ウォレット作成・パスワード等の設定 |
登録は3分ほどで終わるので、こちらからサクッと登録を終わらせてしまいましょう。
好きなゲームをプレイし、メタマスクに接続
メタマスクアカウントの作成が出来たら、遊びたいゲームを選んで、公式HPからウォレットを接続します。
ウォレットを接続することでゲーム内で稼いだ仮想通貨をメタマスクに移動させることが出来るようになります。
まとめ
今回はオススメのNFTゲームを厳選して6つ紹介しました。
NFTゲームはデジタルデータにIDを付与することで唯一無二のものとして証明できることで価値を担保した次世代のゲームとなっています。
NFTゲームはまだ新しく、急成長中の分野です。市場規模も右肩上がりに拡大しているため、今のうちにNFTゲームに触れることで波に乗れば大きく稼ぐことも可能になります。
無料でプレイできるものも多くありますので気になったら是非一度プレイしてみてください。