多くのFXトレーダーが愛用しているFXGTですが、仮想通貨の取引もできることから日本で人気が増えつつあります。
そこで今回は、FXGTについてご紹介します。
FXGTとは？
FXGTは、2019年にサービス開始したFX・仮想通貨取引所です。
比較的新しいFX・仮想通貨取引所ではありますが、セーシェル金融庁の許可を得て運営されており安全性は高いと言えます。また、トレーダーへのキャンペーンも多く開催しており、海外だけでなく日本でもFXGT愛好家が増えつつあります。
FXGTのメリット・デメリットは？
まだサービス開始から日が浅いこともあり、FXGTには色々なデメリットがあります。しかし、それを上回るメリットもたくさんありますので、一通りみておきましょう。
FXGTのメリットは？
FXGTのメリットは以下の4つです。
- レバレッジが最大1,000倍
- 仮想通貨以外の通貨を取り扱っている
- キャンペーンが多く開催されている
- 顧客資産を分別管理している
ではそれぞれFXGTのメリットを見ていきましょう。
レバレッジが最大1,000倍
FXGTではレバレッジを最大1,000倍まで設定することができます。
レバレッジが高ければ高いほど少ない資金で大きな利益を上げることができるため、多くのトレーダーが利用しています。しかし、損失も大きくなってしまうため初心者がいきなりレバレッジを最大1,000倍までに引き上げるのはおすすめできません。
ちなみに、FXGTはゼロカットシステムを採用しているため「レバレッジをかけすぎて負債ができてしまった」ということがありません。
仮想通貨以外の通貨を取り扱っている
FXGTは、仮想通貨以外の通貨も取り扱っています。
- FX
- メタル&エネルギー
- 株価指数
- 株式投資
- GTi12指数
- DeFiトークン
- NFT
そもそも、FXGTは仮想通貨メインでリリースされたサービスではありません。しかし、この仮想通貨ブームに乗るためにFXGTも仮想通貨の取引ができるようにシステム開発を進めました。
多くの通貨ペアがありますので、仮想通貨以外の投資にも向いています。
キャンペーンが多く開催されている
海外の仮想通貨取引所によく見られるのですが、トレーダーに対してのキャンペーン開催が非常に多いです。
例えば、新規会員登録をして初回入金をすると入金額の100%をボーナスとして受け取ることができます。最大70,000円をボーナスとして受け取れるため気軽にFXGTをスタートすることができるようになっているのです。
また、初回入金キャンペーンが終わったとしても反映率30~50%の通常入金ボーナスを獲得することも可能。日本の仮想通貨取引所ではあまりキャンペーンは開催されませんが、FXGTのような海外仮想通貨取引所であればキャンペーンが多く開催されています。
顧客資産を分別管理している
FXGTは顧客資産をティア1の銀行で分別管理しています。
分別管理することで、顧客の資産が勝手にFXGTの運用資産に回ることがありませんし、別の顧客へ勝手に利益拡充されることもありません。さらに、2022年2月には「100万ユーロの賠償責任保険を締結した」ことをFXGTが公表しています。
万が一のことがあってもFXGTが賠償してくれるのは非常に大きなメリットです。また、顧客の出金申請には100%対応できると宣言しているため、FXGTが飛んでどこかへ逃げる危険性もありません。
FXGTのデメリットは？
一方で、FXGTのデメリットは以下があります。
- 運営歴が浅い
- 日本金融庁から警告を受けている
- 90日以上放置すると費用が発生する
ではそれぞれ見ていきましょう。
運営歴が浅い
FXGTは2019年に誕生したサービスであり、運営歴としてはまだ4~5年と浅いです。
もちろん、運営歴が浅いからといって使えないサービスであるとは限りません。しかし、まだまだトライアンドエラーを繰り返しサービスをよくしている段階ですので、思ってもいないような損失を食らう可能性が危惧されます。
ちなみにFXGTはセーシェル共和国でライセンスを取得しており、信頼性は担保されています。セーシェル共和国のライセンスは政府が審査をし発行している許可証のため、ライセンスを保有しているかどうかはその仮想通貨取引所が安全であるかどうかを判断する材料にもなります。
運営歴こそ短いですが、ライセンスを保有しているためそこまで危険視するものではありません。
日本金融庁から警告を受けている
実はFXGTは、日本金融庁から警告を受けています。
警告内容は「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」。日本の法律上、以下は合法とされています。
- 海外FX業者が日本居住者にサービスを提供すること
- 日本居住者が海外FX業者のサービスを使って取引すること
これだけ見るとFXGTが日本金融庁から警告を受けた意味がわかりません。しかし、金融庁は以下の理由からFXGTへ警告を出しました。
- 国内支店等の営業拠点を設け、監督当局の登録を受けなければならない
- 海外FX業者が日本居住者を対象に勧誘活動を行うのは禁止
簡単にいうと、FXGTのような海外で運営されているFX業者が日本語サイトを運営したり日本語でキャンペーンを開催するのはNGだということです。この警告はFXGTだけでなく、海外FX業者の多くに出されており、それぞれ対応を命じられている状態。
ちなみに、FXGTはこの警告に対して「本WEBサイトは、日本国内居住者向けに公開しているものではございません。」とWebサイトに明記しています。この警告は行政処分・業務停止命令の効力を持ちませんが、警告を受けたという過去が残ってしまいますので、早め早めの対処をFXGTが行なった形です。
90日以上放置すると費用が発生する
FXGTでは、90日以上取引がないと「口座維持費用」として手数料がかかります。
本来、仮想通貨取引所に動きがなかったとしても手数料は発生しません。しかしFXGTはルールを作り「90日以上取引をしないと1ヶ月ごとに10ドルを手数料として徴収する」としました。もし、今FXGTの口座を持っていて90日以上取引をしていない場合は今すぐに解約するかちょっとした取引をしてください。
また、FXGTから手数料が徴収されるのは口座に10ドル以上のお金があるときに限ります。そのため、「FXGTの口座は残しておきたいけど手数料を取られるのはいやだ」という方は口座を10ドル以下にしておくことをおすすめします。
FXGTの口座開設手順は？
では実際にFXGTを使うにはどうすればいいのでしょうか。海外仮想通貨取引所ではありますが、日本語でサイト運営されているためFXGTの口座開設は非常に簡単です。
FXGT公式サイトで情報を入力する
まずは、FXGT公式サイトで情報を入力します。
FXGTを公式サイトを開き「ライブ口座を開設する」をクリックします。FXGTではデモ口座も用意されてるため、「まだ取引は怖い…。」という方はデモ口座を使って仮想通貨やFXのトレードをしてみましょう。
そして、以下の情報をフォームへ入力します。
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
海外サイトのため、一部日本語ではなくローマ字で入力する必要があります。全ての入力が完了したら、「登録」をクリックしてください。
メール認証をする
「登録」をクリックすると、登録したメールアドレス宛に認証メールが届きます。
メールを開封し「メール認証を行う」をクリックすればFXGTのメール認証が完了です。「おめでとうございます。アカウントが有効化されました。」との表示が出ればFXGTの会員登録が完了です。
あとは、自由にFXや仮想通貨の取引をしましょう。
FXGTで取引をするときの注意点は？
FXGTでFXや仮想通貨を取引することができますが、一部注意点があります。
ゼロカットシステムを悪用すると規約違反になる
FXGTはゼロカットシステムを採用しており、追加証拠金の必要がありません。
ゼロカットシステムが採用されていないと突発的な相場変動により大きな損失を出してしまいます。FXGTはそれを危惧しており、ゼロカットシステムを採用しているのですが、これを悪用するのは規約違反です。
例えば、相場が大きく変動しやすい「経済指標発表」前後にわざとレバレッジを1,000倍にしてギャンブルトレードを行う行為などはNG。FXGTサイドが「これはNG」と判断した瞬間、アカウントが凍結されてしまいます。
それだけでなく、ゼロカットシステムが採用されずに大きな損失を被ってしまうこともあれば、取引利益を没収され口座を凍結されることもあります。FXGTはペナルティを公表していませんが、利益が0になることも考えられますので取引はルールの範囲内で行いましょう。
ゼロカットされるとボーナスが消える
FXGTはクッション機能を搭載しています。
クッション機能とは、口座自体はマイナスになっていてもボーナスがまだ残っている場合はボーナスで補填できる機能を言います。しかし、ゼロカットされるとボーナスが消えてしまうため口座全体の残高は0円となってしまいます。
日本国内銀行の送金に対応していない
基本的に、FXGTは口座から日本国内銀行へ送金することができません。
FXGTで取引した仮想通貨はいったん海外仮想通貨取引所から日本仮想通貨取引所へ移動させる必要があります。また、そこから日本国内銀行へ出金する手間が発生するため、決してスムーズに仮想通貨が手元まで回ってくるとはいえません。
撤退するかもしれないと危惧されている
FXGTからの発表はありませんが、金融庁から警告を受けたことで日本から撤退するのではないかと危惧されています。
すでにFXGTはWebサイトに対策を行いましたが、金融庁から警告を受けたことに変わりはありません。多くの海外仮想通貨取引所がこのような警告を受けてはいますが、安全面で危惧される材料が増えてしまったことには他ならない状態です。
過去に金融庁から警告を受け、日本から撤退した取引所は数多くあります。日本でもFXGT愛好家が多くいるのですが、撤退するとなると出金ができなくなる可能性があります。
MT4が使えない
仮想通貨の取引にはあまり関係ありませんが、FXGTではMT4が使えません。
実は仮想通貨だけでなくFXの取引を行う際にMT4が使えないことが判明し落ち込む声は多くありました。MT4は愛好家が多かっただけにFXGTに搭載されていないことでFXGTの利用を控える人が出るほど。
FXGTに関するよくある質問
さて、海外仮想通貨取引所であるFXGT。そんなFXGTを利用する上で色々な疑問があると思います。
ここからはFXGTに関するよくある質問と回答をまとめます。
安全性は保証されていますか？
結論ですが、保証されていますが危険性も無視できない状態です。
FXGTを運営している「360 Degrees Markets Ltd」はセーシェル共和国からライセンスを取得しています。証券会社としてのライセンスを取得しているため信用性・信頼性は非常に高いと言えるでしょう。
しかし、信託保全制度がありません。さらに日本金融庁から警告を受けている過去がありますので100%安全な仮想通貨取引所であるかと言われると一概にそうとはいえないのです。
電話でのサポートは受けられますか？
電話でのサポートは受けられません。
FXGTは海外仮想通貨取引所のため、日本語での電話サポートは提供されていません。ちなみに、英語でのサポートはありますが日本からサポートを受けるためにはFXGTへ問い合わせをして交渉する必要があります。
もし、FXGTからサポートを受けたい場合は以下を利用しましょう。
- チケット
- チャット
基本的に文字媒体で問い合わせをします。
複数口座を開設できますか？
FXGTでは複数口座を作ることができます。
ただ、同じ人が複数口座を作ることはできません。同じメールアドレスや電話番号でFXGT上に複数の口座を開設することができないため、別の人に作ってもらうか電話番号やメールアドレスを変える必要があります。
まとめ
FXGTは仮想通貨だけでなくFXや株の取引もできる優れものです。
海外仮想通貨取引所になりますので日本語でのサポートを受けることはできませんが、チケットやチャットで充実したサポートを受けることはできます。ぜひFXGTを利用して仮想通貨の取引をしてみませんか？
